Jazz-Ken(ジャズ研)

ジャズのこといろいろ書いてます。

But Beautiful

youtu.be

なんだかセッション風にラフな感じでやってて、いい雰囲気。
たぶんなんとなくなりゆきで曲決めてやったんだろう。
歌の人はマイクもなくてちょっとかわいそうだけど。
一か所ドキッとしたとこがあって、
これ、曲はBut Beautiful。キーD♭でやってて、
途中で曲がトニックのD♭になるところで
ベースのJoe SandarsがCの音を弾くところがある(52秒あたり)。
普通なら一瞬「えっ?」ってなるところだけど、
そこで瞬間的にGeraldがCのオーギュメントスケールの下降フレーズで呼応するのだ。
これはほんと予想を裏切ったうつくしい瞬間で、
お客さんからも感嘆の声があがる。
(ていうかこういう瞬間を聞き逃さないお客さんの耳のレベルの高さ!!)
オーギュメントスケールはいろんな使い方ができるけど、
こういう使い方するとちょっとトニックディミニッシュに似たテイストもあり、
かつ、エキゾティックなニュアンスがあってすごくいい感じ。
こういうのしっかりパクっていかないとだめですねー。